だいぶ復活してきました
一人暮らしの風邪ひきって結構心細くなるんですね…親元離れてかれこれ6年以上の桐子ですがやっぱり弱ってるときの一人はすっげー寂しい
人肌恋しい季節だからかしら?
風邪とは言っても今回は頭痛も腹痛もなければ喉の痛みも鼻にもきてない、という変なヤツでして。ひたすら微熱が続いて頭がボーっとしてただけなので元気といえば元気です。そして…
H
I
M
A
外出するほど元気はなく、でもすっごくヒマで。
ひたすらDVD鑑賞を続けてました。そこで見たのが
【秒速5センチメートル】
【ほしのこえ】や
【雲のむこう、約束の場所】でおなじみの
新海誠作品です。
どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。
今回は3篇構成のオムニバス。山崎まさよしさんの
【One more time, One more chance】の歌詞が心に響く素敵な作品でした。
(以下ネタバレ有
)
遠野貴樹と彼が小学校で出会った少女、篠原明里への想いをつづるストーリー。
彼らの成長とともに変わっていく世界と変わらない貴樹の想い、そんなタイムラグが切ない…
≪桜花抄≫
小学校での別れから貴樹が自分の引越しを機に遠い明里のところまで会いに行くお話。
2人の間で交わされる文通が可愛い!そして貴樹が意を決して明里のいるとこまで行くのだが、大人にとってはなんてない距離でも中学生にとってはこんなにも遠いんだ…この感覚の違いも秒速5センチメートルなのかな、なんて解読不能なことを思いつつ。素敵な作品です!そして、途中の駅で登場する我らが地元武蔵浦和(笑)古河とか聞き覚えのある駅名が懐かしい!
≪コスモナウト≫
貴樹が引越しした鹿児島(種子島)での高校の話。貴樹に思いを寄せる花苗の視点で見つめる弓道姿の貴樹におもわず私もきゅん!ここでもずっと貴樹は明里のことを想ってるんですよねー(罪なオトコだ)それを悟ってしまった花苗ちゃんが泣き崩れてしまって。花苗ちゃんの「やさしくしないで」の意味、貴樹はわかったのかな?(笑)自分たちの不安を種子島から打ち上げられるロケットに例えるのが今、自分の私生活と重なって泣けてきました。
≪秒速5センチメートル≫
そして表題作の第三篇。貴樹はそれなりに会社でやってても無気力な毎日。その理由は…
ここで主題歌が流れるのだが曲に合わせて流れる絵がすごく素敵。
見方によっては貴樹はずーっと明里から卒業できなかっただけ…ともとらえられるけど、一人の人をそんだけ好きになれる貴樹はいいこだなーっと。そんな貴樹をよそに結婚してしまう明里(がんばれ男の子!)
一人の男の子(遠野貴樹)がメインとなってるのですがとにかくこの子、声がいい!(所詮、声ヲタですから!)
新海作品のよさって「沈黙」だと思うんです。すっごく心地良い沈黙だからキャラ一人一人のモノローグが映えてそして心に響く気がするんです。
風邪のおかげで出逢えた素敵な作品。
やっぱ新海作品、好きだなぁー
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